射出成形(インジェクション成形)
射出成形の原理は、加熱筒(シリンダー)内のスクリューによって可塑化、混練された溶融樹脂(ポリマーメルト)を任意の形状に加工した金型中に高速、高圧で充填させた後、冷却、固化または反応、硬化させて製品とする成形方法である。
熱硬化性樹脂の射出成形の基本は、大部分、熱可塑性樹脂のそれと重なる。
大きな相違点は、成形中に急速な硬化反応を起こさせるため金型温度を高く保ち、また、流動性保持のため加熱シリンダーを100℃以下の低温に保つことである。
また、より高圧で金型内への材料の注入を行うため、摩擦熱により材料温度が急上昇し硬化時間が短縮されるのも射出成形の長所である。
射出成形(インジェクション成形)の特徴
- 成形サイクルが比較的短時間なので、大量生産に適する
- 自動化技術が進んでいるので、品質が安定する
- 複雑な形状の製品が成形可能で、二次加工が不要なので工程数の低減ができる
- 他の成形方法と複合して新しい機能を持った製品ができる
- 金型内の溶融樹脂流動が複雑なため、様々な成形不良が生じやすく、その対策にかなりの技術を要する
- 成形機・金型などは、一般に高価であるため少量生産には適さない
浪華合成株式会社の射出成形(インジェクション成形)
弊社では、以下の設備を有しております。
射出成形機
- 100トン1台